OGA:山知識

鳥海山は、秋田県山形県を眼下にして、日本海から立ち上がる東北の秀峰、山形の最高峰です。
富士山とおなじ成層火山であり、その優美な姿は、秋田富士、出羽富士などとも呼ばれ、その影が日本海に写るさまは「影鳥海」と呼ばれ古来から有名です。
江戸時代の俳人松尾芭蕉は「奥の細道」の中で、 「風景一眼の中に尽きて、南に鳥海、天をささえ、其(その)蔭(かげ)うつりて江にあり。」と述べています。
多雪のためか森林限界が低く、夏は、白い雪渓と、青々とした草原、高山植物、そして鳥海湖などの湖沼が美しく、秋は、天高い青い空に、山麓の紅葉、山中の草紅葉がとても美しい山です。

信仰の山としても有名で、1400余年前(欽明25年ときく) から大物忌(おおものいみ)神を祀っているそうです。
火山としての鳥海山は、1974年も活動があった活火山であり、過去にも度重なる噴火を記録されています。この噴火が、不吉とされ、朝廷から祭り上げられたとの説もあるようです。

…今年は仕事が休めず鳥海登山にいきそこねました(_ _;)
でも一回くらい行きたいな〜